アルツハイマー型や脳血管性認知症の予防は?

認知症には代表的なものでアルツハイマー型認知症・脳血管性認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症があります。大半を占めているのがアルツハイマー型認知症です。症状は記憶力・判断力に障害が起こり社会生活や対人関係に支障をきたします。

日本では高齢化の進展とともに、患者数も増加しています。加齢による物忘れとの違いは、朝御飯を食べたこと自体忘れている・物忘れの自覚がない・日常生活への支障がある・症状が進行する等があげられます。

社会問題となっているのは認知症患者が徘徊によって行方不明になるケースです。年間約1万人もの方が行方不明になっています。また徘徊によって列車にはねられ、家族が鉄道会社から賠償を求められた件もあります。

アルツハイマー型や脳血管性認知症は生活習慣病との関連があるとされており、野菜・果物・魚介類の豊富な食事や定期的な運動など普段からの生活管理が認知症の予防につながることが分かってきました。また、早期発見・早期治療で進行を遅らせたり場合によっては改善するなどの高い治療効果が期待できます。