認知症は、その症状を引き起こしている原因から大きく2つに分類されます。

認知症の種類脳の「神経細胞」の異常が原因になる変性性認知症と、
「脳血管」の異常から起こる脳血管性認知症です。

変性性認知症の代表的なものが「アルツハイマー型認知症」です。他にもレビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などが挙げられます。神経変性は、神経細胞が徐々に減ることにより脳が萎縮してしまいます。その結果、神経や精神に影響をきたす状態を変性性認知症と呼ばれています。

脳血管の異常から起こるのは脳血管性認知症の他に、脳挫傷、脳腫瘍、脳炎などでも引き起こされるその他の認知症も存在します。

認知症の中で最も多いのは、約半数を占めるアルツハイマー型。
次いで脳血管性認知症、レビー小体型認知症がそれぞれ20%とされ、この3種類が日本における三大認知症と呼ばれています。