認知症はその種類にもよりますが、発症してから亡くなるまでの平均的な寿命というものがあちこちで発表されています。

アルツハイマー型は比較的進行が緩やかなのが特徴ですが、発症して7年から8年でなくなるというケースが多いといわれています。ただしそれは認知症そのものが原因なのではなく、筋肉の働きに支障が出ることで嚥下障害を起こしたり、肺炎を引き起こしその結果死に至ると言う事は認知症患者の終末期によくあるケースです。

発症してからの寿命は7年から8年と大まかに言われてはいますが、発症してから10年以上ご健在の方もたくさんいらっしゃいます。それぞれがお持ちの慢性疾患や、体力などにより発症後の寿命にはとても幅があります。

認知症のない我々であっても、いつ大病を患うかはわからないものですよね。残された寿命は誰にもわからないものです。今日一日を大切に思い、他人の助けを必要とするお年寄りにはなるべく優しく介護したいものですね。