祖母の認知症の始まり

私の祖母が亡くなり、三回忌を迎えます。祖母はとても元気な人で、体調管理も万全な人でした。社交性があり、カラオケ教室に通ったり、旅行にもお友達を誘って温泉へ出かけていました。

身だしなみにも気を遣っていました。しかしいつごろでしょうか?
着けていたウィッグが置きっぱなしになっていました。美容院も大好きだったのに、全く興味がなくなってしまったようでした。

そのころからお味噌汁を作っては何度も沸騰させたり、煮物を煮込み過ぎたりすることがありました。私たち家族は異変に気付き始めました。

可愛がっていた愛犬の名前を呼ばなくなり、愛犬を「犬」と呼ぶようになりました。

祖母の異変に気がついてからは

一人での外出は困難なため、デイサービスに通わせることにしました。母は少し楽になったのではないかと思います。デイサービスではお昼ご飯はバイキングだったそうですが、祖母は何をどうやって取って食べていいやらわからなかったので、職員さんに準備をしていただいていたそうです。

そうするうちに脚の骨を骨折してしまったことで祖母は動くことができなくなりました。元気で明るい性格だった祖母が認知症になり、私たち家族はとても悲しかったです。
「温泉にでもいってぽっくり死ねたらいいねぇ~」と言っていた祖母を思い出します。