アルツハイマー型認知症とは、アルツハイマー病とも呼ばれるように高齢者の物忘れとは違い、れっきとした進行性の病気のことを指します。このアルツハイマー型認知症は、早期に発見しきちんと治療することで進行を遅らせることができる病気です。
普段の生活の中で「ちょっとおかしいな」と気づくことがあれば、かかりつけの医師に相談してみることをおすすめします。
残念ながら、今の医学では病気が発症する理由や治療法が確立されていないため、現段階では進行を薬で遅らせることだけが唯一の対策となっています。アルツハイマーは進行性ですが、その速度は非常に緩やかに進みます。そのため、毎日介護に当たっている家族はその進行に気が付きにくいという特徴があります。
高齢者にだけ発症するということはなく、若年性のアルツハイマーも徐々に増えてきています。環境汚染や食生活の乱れではないかと、研究が進むにつれて原因が特定されつつありますが、残念ながらはっきりとしたことはまだ分かっていないのが現実です。若くに発症した場合、高齢者の方よりも進行は早いと言われています。