認知症の種類はたくさんありますが、大まかに見て「初期症状」とはどのようなものを指すのでしょうか。現代の医学では認知症を治癒させることは実質不可能と言われており、早期発見早期治療が進行を遅らせる唯一の手段です。できることなら、早い段階で家族が発見し医療機関にかかることを強くおすすめします。
それでは、認知症の初期症状として現れやすく周囲にいる人も気が付きやすいものをいくつかご紹介いたします。
認知症の初期症状チェック項目
*今日の日付、曜日、電話番号などが分からない。
*昨日の会話を忘れている。
*片付けた場所が分からず、探すことが増えた。
*同じ事を繰り返し話す。
*同じ事を繰り返し問いかけたり、同じ行動を繰り返す。
*手際よくしていた家事の段取りが悪くなった。ミスが増えた。
*会話が成り立ちにくい。
*通いなれた道なのに迷ったり、道が分からなくなる。
*怒りっぽい。自分中心になる。
*不安感や寂しい気持ちが強くなる。
*着替えやオシャレに興味がなくなる。
*趣味やテレビ番組に興味がなくなる。
*出かけるのが嫌いになったり、落ち込むことが増えた。
症状の出方は個人差がありますので、初期症状は上記に限りませんが
「なんとなくいつもと違う」と感じたら、かかりつけ医師に相談してみることをおすすめします。