認知症といえば、真っ先に思い浮かぶのは「アルツハイマー型」ではないでしょうか。

日本では300万人を超える認知症患者がいると言われる中、アルツハイマー型認知症を患っている方はその50%にものぼります。次いで多いのが、「レビー小体型認知症」と呼ばれる病気です。こちらはアルツハイマーほど名前が知られていませんが、認知症患者の約20%がこのレビー小体型認知症を発症しています。

レビー小体とは、異常なタンパク質が脳神経の細胞内にたまったものを指します。これが脳幹に現れるとパーキンソン病を発症し、大脳皮質に広く現れるとレビー小体型認知症を発症します。しかし、その原因は今のところ解明されていません。