認知症の症状には中核症状と周辺症状(BPSD)と呼ばれる二種類があります。
中核症状とは、脳の神経細胞が壊れることによって引き起る直接的な症状のことを指します。例えば「記憶障害(もの忘れ)」「判断力の低下」「問題解決能力の低下」「実行機能障害(したいことができなくなる)」「見当識障害(時間・場所がわからない)」「失行(行動の方法がわからない)」「失認(状況の把握ができない)」「失語(言語障害)」などが挙げられます。BPSDの症状は個人差が大きいですが、中核症状は認知症になると必ず現れる特徴があります。