認知症診断の重要性!母が笑顔に!

私の母が認知症と診断されたのは、今年に入ってすぐでした。でも、母の様子がおかしいと思い始めたのは、数年前からでした。その時の母は、一日中部屋にいて、TVがついていてもボーっとただ見ているだけ!内容を把握しているかどうかも定かではない状態だったのではないでしょうか?

しかし、その状態がはたして認知症の症状だったかどうか?その時の私には理解も認識も出来ませんでした。その時に無理矢理でも病院で診断を受けさせていれば、もっと早く治療が始められたのではないかと少し後悔もしています。

しかし、今は、良い先生に巡り合えて、処方された「アリセプトD錠5mg」というお薬との相性も良かったようで、治療を始めた頃には見られなかった笑顔が頻繁に出るようになり、言葉も少なかったのが私と軽い言い合いのような会話も出来るまでになりました。

それは、私一人の力ではなく、母のサポートをして下さってるデイケアの職員の人たち!訪問入浴で母をお風呂に入れて下さってる人たち!との会話やつながりがあるからだと思ってます。

母との関わりを通じて、少しでもおかしい行動や言動が現れたら早めに怖がらずに診断を受ける事!もし認知症と診断されても臆することなく、まずは受け止める事、そして受けられるサポートはどんどん受ける事が大事だと思いました。

母は先日穏やかな顔のまま亡くなりました。本当に認知症と診断されてからの母との関わりは短いものでした。しかし、私に教えてくれた事、考える時間を与えてくれた事はものすごく大きい物でした。そんな母にとても感謝しています。