認知症と思っていたら実はケガが原因だった

知り合いの方で転倒して顎を強打して脳震盪を起こした半年後、自分の名前が書けなくなったりして本人も家族も認知症になったと思って病院に行ったところ、頭の中に血腫ができていることがわかったそうです。

医師から頭を強く打った覚えはありませんかと聞かれ、思い当たることと言ったら、顎を強打して脳震盪を起こしたことでした。血腫を取り除き認知症のような症状はすっかり消えたそうです。頭を打った直後は問題なくても、じわじわと出血して半年、1年後くらいに症状が出ることがあるので、頭を強打したらしばらくの間注意が必要ということでした。

近所の高齢世帯の方でご主人が認知症を発症されました。

普通のご家庭なら隠しがちになると思うのですが、奥様は住人が集まる掃除の時に「私のことを姉さん世話になりますとかいうのよ?。もう私のことが誰だかわからなくなることもあるのよね?。」などと明るく話してくれるので、近所の私達も認知症の程度がわかるし、認知症のご本人が外出されている時は大丈夫かな?と見守ることもできるし、もっと周囲に話ができる社会になるといいと感じました。

介護している家族が抱え込むのではなく、皆が見守ることができるような地域のコミュニティーが必要だと感じます。