ケアマネ試験の部屋

ケアマネージャーはより狭き門に!

平成27年度、第18回ケアマネージャー試験は前年までの受験資格、試験内容とはガラっと変わり より狭き門となることが決定しました。

平成27年度からの変更点は3つ。

①受験資格が狭まる

これまで受験できていたヘルパー2級所持者で10年の実務経験を持つ者などの受験資格がなくなります。

チェックポイント制度改正への移行期間の経過措置として受験資格に関しての変更は3年間は適用されないことになりました。
詳細はこちらの記事で⇒ケアマネの受験資格と資格取得への流れ

②解答免除を廃止

国家資格を有している人に関しては、その専門にあたる科目は解答を免除されていましたが、2015年度の第18回ケアマネ試験からはどのような資格保持者でも全ての設問に答えなければならなくなります。

③介護保険法の改正

平成27年4月には「予防」により重点を置いた介護保険法に改正されますので、第18回ケアマネ試験では従来の保険法+改正後の保険法を覚える必要があります。

具体的に試験内容はどう変わる?

まず、解答免除がなくなるだけでなく大幅に設問数が増えるという説が有力です。現時点では現行の60問から一気に200問まで増えるのではという声が一番多いです。

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ま~じ~で~?

 

第17回までの受験者は有資格者が多かったので、40~45問正解すれば多くの人がケアマネに合格していたのが、一律で200問となるとかなり大きな差ですね。

ただ、実際介護現場にいるとよく分かるのですが、ケアマネの質は本当に個人差が大きく、「本当に勉強してケアマネになったのこの人!?」と思っちゃう人もけっこういるんですよね。

なので、試験内容がより厳しくなるのは個人的にはけっこう賛成だったりします。

ケアマネ試験が難しくなる理由って!?

試験制度変更の背景には以前より厚生労働省でも「ケアマネの質の低下」が問題視されており、試験制度の変更を検討されていたという事実があります。

また、超高齢化を迎えることから27年度の介護保険法の大改正により、介護保険の制度はより複雑になることは安易に予想ができます。

多様化する利用者や利用者家族のニーズに応えるためには、新しい制度をケアマネがしっかりと把握しておく必要があり、そのためにケアマネ試験の内容も変更となるわけですね。