ピック病(前頭側頭型認知症)とは

若年性認知症の一つ ピック病

ピック病は前頭側頭葉変性症の中核的な病気で、大脳の前頭葉と側頭葉が萎縮し、神経細胞内に病変である「ピック球」が現れる病気です。

ピック病の大きな特徴として、若年性認知症であり、性格の変化や理解不能な行動が挙げられます。易怒性、収集癖、窃盗などの人格障害や、反社会的行動が多く見られます。

現在、国内には約1万人以上の患者がいると推定されていますが、医療機関ではアルツハイマー病やうつ病、統合失調症と誤診され、誤った治療を受けるケースも少なくありません。